「食用色素『シェフマスター』ってどうやって使うのかな?注意点や特徴についても知りたい」
時間がたっても色むらせずに鮮やかな色になる食用色素「シェフマスター」。
世界的な食用色素のブランドといわれている「シェフマスター」をどうやって使うのか気になりますよね。
食用色素「シェフマスター」ってどうやって使うの?
食用色素「シェフマスター」の注意点は?
食用色素「シェフマスター」の特徴は?
など、知りたいことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は「食用色素『シェフマスター』はどうやって使うのか」や「食用色素『シェフマスター』の注意点」について、ご紹介していきます。
また、「食用色素『シェフマスター』の特徴」についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
食用色素「シェフマスター」の使い方の基本
食用色素「シェフマスター」は「リーフグリーン」や「スーパーレッド」、「サンセットオレンジ」など11種類の色で構成されています。
そのままの色を使用してもいいですが、2色や3色を混ぜ合わせて多彩な色を表現することも可能です。
たとえば「リーフグリーン」と「レモンイエロー」を混ぜ合わせると「ミントグリーン」になります。
そして食用色素「シェフマスター」は、「リクアゲル」と呼ばれる液状とペーストの中間くらいの粘度をもっているのです。
使用する生地の濃度にほとんど影響を与えないので、ほぼすべてのレシピに使用できるようになっています。
しかも、分量の調節が簡単。
色をつけたい生地に少しずつ数滴たらすだけで、多彩な色を素早く組み合わせることができます。
時間がたっても色むらせずに鮮やかな色になる食用色素「シェフマスター」は、マカロンやケーキフロスティングなどに使用可能。
完成品の味や質感などを変えずに表現したい色を出すことができるようにつくられています。
最初に知っておくべきこと
食用色素で最初に知っておくべきことは、種類が5つあるということです。
それぞれ使用できる生地や濃度などに違いがあります。
ここではそれぞれの色素がどのように使われるのかご紹介していきます。
リクアゲルの食用色素
リクアゲルの食用色素の主な成分は水ですが、グリセリンやコーンシロップを含んでいるので粘性があります。
リクアゲルを使って初めて生地を着色するなら、つまようじなどで少しずつ加えるようにしましょう。
少量でも色が鮮明に出るという特徴があるからです。
生地の濃度にほとんど影響がなく使いやすいので、初心者や中級者におすすめです。
液状の食用色素
液状の食用色素は、水と合成色素でつくられています。
なので、水分が多いほど色が薄くなってしまうのです。
濃い色を出すには大量に使用する必要があります。
液状の食用色素は、シロップや水、チョコレートなどの液体と一緒に使用するときに最適です。
使用する難易度が低いので、初心者におすすめといえます。
ジェルの食用色素
ジェルの食用色素は、粘性が高くて色が鮮やかですが、少し加えただけで濃い色になるので、使い方が難しいです。
最も良い使い方は、時間がたつと濃くなるという特徴を見越して、つまようじなどを使ってとても少ない量を生地に混ぜて10〜15分ほど色の変化を見ながら色素を加えていく方法。
使用する難易度は高めなので、中級者や上級者向けといえます。
粉末の食用色素
粉末の食用色素は、水分が全くない完全に乾燥した色素です。
なので、マカロンやチョコレートなど、水分に敏感な生地に使用するのがおすすめ。
粉末の食用色素は水と混ざらないので、きれいなアルコールを数滴混ぜて使うか、アルコールと生地をあらかじめ混ぜて使用するようにしましょう。
使用する難易度は中くらいなので、中級者向けといえます。
天然の食用色素
天然の食用色素は、クロロフィルは緑色、ウコンなら黄色というように、自然から得られる材料からできる色素です。
なので、アレルギー体質や健康に気をつけているという人に最適。
熱に比較的弱い成分なので、熱を加えなかったり、少しだけ煮るといったデザートやトッピングに向いています。
使用する難易度はそれほどでもないので、初心者から中級者におすすめです。
脂溶性の食用色素
脂溶性の食用色素は液状になっていて、チョコレートやキャンディメルツなどのあらゆる油脂成分によく混ざります。
なので、脂溶性の食用色素は水気がない油性のレシピに向いているのです。
逆にキャンディメルツやチョコレートには、脂溶性の食用色素以外を使用できません。
食用色素の水分がチョコレートを固める際に、悪影響を及ぼすことがあるからです。
食用色素「シェフマスター」はこんな点に注意
食用色素のさまざまな種類や使用方法を知るだけでは不十分です。
種類別の使い方を知っても色に影響を与える他の要素を知らないと、望んだ色が出ないことがあるから。
なのでここでは、食用色素「シェフマスター」を使用したときに色に影響を与える要素についてご紹介していきます。
混ぜ合わせる成分
色をつけたい生地の成分に注意が必要です。
たとえば、生地にバターや卵が入っている場合、普通はケーキ生地やバタークリームなどのように、やや黄色くなっています。
なので青色の食用色素を使うと、少し緑色になるのです。
黄色に青色を混ぜると緑色になるから。
このような状況を避けるには、白い食用色素を生地に混ぜてから、望む色を追加するようにしましょう。
光の具合
光にも注意する必要があるといえます。
光の具合で色の見え方が変わるからです。
一番良い方法は、生地に色をつけるときに部屋の照明を使わずに自然光があたる状況で作業をすること。
さらに、一度作業が完了したら自然光が直接あたらないようにしなければなりません。
日光にさらされると色が変わってしまうことがあります。
放置時間
ケーキやお菓子のデコレーションで使用するフォンダンなどに食用色素で色をつけるときは、放置することによって色が変わることを踏まえなければなりません。
たとえばフォンダンの場合は、色を出すのに1〜2時間放置させなければならないのです。
フォンダンは、時間がたって乾くと色が濃くなるので、望む色より1〜2トーン明るい色にしておくようにしましょう。
使用量
一般的に必要な食用色素の量がどれくらいになるか正確にわからない場合は、よくかき混ぜた少量の色素を15分待って色がどのようになるか確認する必要があります。
最初から大量の食用色素を加えるのは良い考えではありません。
少量ずつ試してみて望む色が出ることを確認できたら、次も同じようにつくれるように食用色素を加えた使用量を覚えておきましょう。
食用色素「シェフマスター」の特徴
食用色素を使った際に、奇妙な味になってしまうことを望む人はいないですよね。
そして、望んでいた色が時間とともに変化することも望んでいないでしょう。
食用色素は味や色などに特徴があります。
そこでここでは、食用色素「シェフマスター」の特徴について解説していきます。
味
食用色素の成分は色によって異なるという特徴があります。
特定の色を出すには、決まった成分が必要になるからです。
たとえば、天然の食用色素は、赤色を出すためにビーツ汁、緑色を出すために海藻抽出物などの天然成分を入れることがあります。
なので、天然の食用色素は天然成分が食品の味に影響を与える可能性があるのです。
一方、人工の食用色素は、色を出すために使用される化学的な材料の成分が影響を与えることがあります。
色
食用色素は生地などに加えると混合物の間で化学反応が起こるので、色が安定するまでに多少の時間がかかるという特徴があります。
特にケーキやお菓子のデコレーションで使われるフォンダンなどに色をつけるときに顕著に影響するのです。
望む色を出すのに必要な食用色素の量がどれくらいかわからない場合は、とりあえず少量を加えてよく混ぜ合わせてから30分、できれば一晩くらい待ちます。
最初から大量の食用色素を加えるのではなく、色がどう出るか確認しながら少量ずつ加えていくのがおすすめです。
汚れ
食用色素は手や服につくと簡単に着色されてしまうという特徴もあります。
どこについたとしても、乾いて時間がたつと汚れを取り除くことが難しくなるので、できるだけ早めに洗い始めることが重要です。
たとえば皮膚についた場合は、すぐにすすいで乾いていない染料で洗い流しましょう。
洗濯できる衣類などについた場合は、早めに流水ですすいで洗い流してください。
カーペットや家具についた場合は、洗剤やアンモニア、ぬるま湯をひたした布で汚れをできるだけふきとります。
まとめ
今回は「食用色素『シェフマスター』はどうやって使うのか」や「食用色素『シェフマスター』の注意点」について、ご紹介してきました。
食用色素「シェフマスター」は、液状とペーストの中間くらいの粘度をもっているので、生地に混ぜやすくて使いやすいです。
11種類の色が用意されているので、生地を多彩な色に着色できます。
全世界で75年以上愛されているという食用色素「シェフマスター」。
少しでも気になったという人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?