「食用色素ってどうやって使うのかな?実例についても知りたい」
食材を華やかに彩ることができる食用色素。
ですが、食用色素ってどうやって使うのか気になりますよね。
食用色素ってどうやって使うの?
食用色素を使う実例を知りたい?
食用色素は何で代用できるの?
など、知りたいことも多いはず。
そこで今回は、「食用色素はどうやって使うのか」や「食用色素を使う実例」について、ご紹介していきます。
また、「食用色素は何で代用できるか」についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
食用色素の使い方
スイーツやお菓子などで見栄えを良くするためには欠かせない食用色素。
いったいどうやって使えばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
食用色素の使い方の基本は、料理などをつくる際に、あらかじめ食材に混ぜることです。
少ない量で食材に着色できるのが特徴。
食用色素は、大まかに2つの形状に分類されます。
ということで、ここでは、食用色素の形状に応じて、どのように使えばいいかご紹介します。
粉末
粉末の食用色素は、以下の4種類の使い方があります。
・粉末のまま
・水に溶かす
・油に溶かす
・お酒に溶かす
粉末のままだと、食用色素が食材にうまくなじまず、色がくすんでしまうという特徴があります。
水に溶かすと、粉末のままより色がはっきりとつきます。
油で溶かすと、食用色素が食材にうまく溶け込まず、粉末と同じようなくすんだ色になります。
お酒で溶かすと、食材にペイントできるようになるのです。
水で溶かしてもペイントできますが、お酒の方が蒸発しやすいので乾きが早くなります。
用途に合った混ぜ方で使用しましょう。
液体
液体の食用色素は、以下の2種類の使い方があります。
・液体のまま
・水で薄める
液体の食用色素は油と分離してしまうので、粉末でご紹介したように油に溶かすということはできません。
すでに、水などで溶けている状態なので、使用しやすいのが特徴です。
液体のままだと、粉末を水で溶かした状態とほぼ同じなので、色がはっきりとつきます。
使用方法は、お菓子の生地などに数滴たらして混ぜ込むという方法です。
あまり使用しすぎると、生地がゆるくなるのがデメリット。
粉末の食用色素よりも、賞味期限が短いのが特徴です。
水で薄めると、色がさらに薄くなります。
スイーツに使う方法
食用色素の使い方がなんとなくわかったところで、実際にどうやって使用するのか気になったという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、実際の食材を取り上げながら、使い方についてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
クッキー
クッキーに食用色素を使うには、以下の2つのパターンがあります。
・焼く前の生地に食用色素を入れて色をつける
・焼き上がった後のクッキーに食用色素を使って装飾する
焼く前の生地に食用色素を入れて色をつけるパターンでは、小麦粉を混ぜる段階で粉末などの食用色素を入れて生地全体に色をつけることが可能です。
液体の食用色素を使う場合は、使用する牛乳などと一緒に混ぜて使用できます。
一方、焼き上がった後のクッキーに食用色素を使って装飾するパターンでは、お酒で溶かした粉末の食用色素をつまようじなどで装飾可能です。
焼き上がっているクッキーに絵などを描くと、可愛らしい個性的なクッキーをつくることができます。
チョコ
チョコに食用色素を使う場合は、粉末の食用色素を油で溶かしてチョコに混ぜます。
水で薄めたり粉末のままの食用色素では、チョコにうまく混ざらないからです。
粉末のままだと溶けきれずに固まってしまい、チョコに入れると分離してしまいます。
粉末の食用色素をマヨネーズなどで混ぜてから、チョコを混ぜ合わせましょう。
食用色素は、少しずつ混ぜ合わせるのがおすすめ。
一度に多くの食用色素を入れると、色が調整しにくくなるからです。
チョコの材料に対して食用色素の割合が多いと、チョコがボソボソになってうまく完成しなくなる可能性があるので注意しましょう。
生クリーム
生クリームに食用色素を使う場合は、泡立て器などで泡立てる前に水で薄めた食用色素を入れます。
混ぜた食用色素に生クリームの白色が混ざって、鮮やかな色に仕上がります。
つまようじの先くらいを意識して、少しずつ足していくことがポイント。
たくさん入れすぎると一気に着色されてしまうので、注意しましょう。
また、手早く混ぜないと生クリームが溶けてしまいます。
ボウルの底を氷で冷やしながら、切り混ぜするのがおすすめです。
何種類か着色した生クリームを用意すると、カラフルになります。
お餅やご飯に使う方法
食用色素を使うといえば、一番はじめにスイーツなどを思い浮かべるのではないでしょうか。
ですが、お餅やご飯にも使うことができるのです。
ここでは、お餅やご飯に食用色素を使う方法についてご紹介していきます。
お餅
お餅に食用色素を使う場合は、餅米を炊くときの水の中に食用色素を入れます。
炊き上がると鮮やかな色になるので、少量に抑えるのが美味しそうなお餅をつくるポイントです。
団子粉などを使用するときは、粉末状態で混ぜるか団子状になったところで、水で薄めた食用色素を混ぜるという方法になります。
団子状のものに水を加えるには、元の水分量の調整が必要になるので、注意が必要です。
誕生日などのお祝いに紅白のお餅をつくりたいときや、春に桜餅などを楽しむときに食用色素を活用してみましょう。
ご飯
ご飯を炊くときの水に食用色素を入れると、ご飯に着色できます。
炊き上げると色が鮮やかになるので、食用色素を少なめにしておくことがポイントです。
ご飯に着色するといえば、お赤飯を思い浮かべるのではないでしょうか。
お赤飯は、小豆でも着色できますが、より色鮮やかに仕上げるには食用色素を使うのがおすすめです。
スーパーなどで販売されているお赤飯には、見栄えを良くするために食用色素が使われていることが多く、原材料に着色用食品添加物と記載されています。
食用色素の代用品
食用色素の使い方や、使用例がわかったところで、実際に使ってみたくなったのではないでしょうか。
でも、自宅に食用色素をストックしていない。
そんなときでも、お菓子や料理を色鮮やかにすることを諦める必要はありません。
ここでは、家庭にもある食用色素の代わりになるものについてご紹介します。
ジャム
食パンにつけたりヨーグルトに入れたりするのに使用するジャムは、食用色素の代わりに色をつける着色料として利用できます。
ジャムは、食用色素と違って糖分が多いので、他の材料との配分や焼き加減などに注意が必要です。
ジャムの種類には、果物や野菜などたくさんあるので、ジャムの色に合わせて様々な着色ができます。
ジャムが余っているという場合に活用しても良いでしょう。
ジャムは保存料や添加物が入っている場合があるので、原材料を確認して、できるだけ無添加のものを選ぶのがポイントです。
野菜粉末
製菓専門店や大型100円均一の店舗、ネットショップなどで入手できる野菜粉末でも、食用色素として代用できます。
野菜粉末とは、野菜を乾燥して粉末にしたものです。
料理などに混ぜると、気軽に野菜も摂取できます。
赤色にしたいならトマトパウダー、黄色ならかぼちゃパウダーが利用できます。
口にするものということで食用色素を使用するのは不安という人におすすめです。
食用色素と違って味や香りがあるので、使用する食材によっては味や香りが混ざってしまうことがあるので注意しましょう。
ココア
スーパーやコンビニエンスストアなどで手軽に買うことができるココアも食用色素として代用できます。
ココアは通常、飲み物として飲まれますが、食用色素としても利用できるのです。
ココアは素材を茶色や黒色にしたい場合に使用できます。
味や香りが強めなココアは、食材によっては味や香りの邪魔をしてしまうことがあるので注意しましょう。
ココアに糖分が含まれていることがあるので、砂糖の量などを考慮する必要もあります。
パンや焼き菓子に使うと、焼き上がりがしっかりとした黒っぽい色に仕上がるので、生地に練り込んで使用するのがおすすめです。
まとめ
今回は、「食用色素はどうやって使うのか」や「食用色素を使う実例」について、ご紹介してきました。
食用色素を使うと、スイーツや料理を華やかに彩れるので、食卓が楽しくなります。
食用色素がなくても、自宅にあるもので代用できます。
ほんの少しの量でも色鮮やかに可愛らしいものがつくれる食用色素。
料理やお菓子など、見た目にインパクトを与えるような、色鮮やかで楽しい料理をつくりたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
■執筆者
●もとりん
…グルメ情報に興味津々です。甘いものから辛いものまでどのジャンルも大好きです!